カラーセラピーとは?色が与える効果や影響も解説!

カラーセラピーって何??

カラーセラピーとは、色彩効果を利用した心理療法です。ただ好きな色に囲まれた生活を送るということではなく、そのときの思考や心理状態に対して効果的な色を生活に取り入れることで心や身体を元気にすることを目的としたものです。

日本語では「色彩治療法」と呼ばれることもあり、癒やしの科学としてはるか昔から生活に利用されてきました。

医学的な実験では青色が血圧や脳波に影響を及ぼすことが実証されたり、少年院の壁をピンク色にしただけで少年たちの争いが少なくなったりなど、色が人間の生活に影響を与えることが分かっています。これらの例は一般的とは言えませんが、色彩心理を普段の生活に取り入れ、より生活の質を上げていくために取り入れられているのが現代のカラーセラピーと言えます。

色の効果と影響

赤は、情熱や興奮など強いエネルギーを表現する色です。エネルギーが満ち溢れているときや元気や自信などエネルギーを蓄えたいときに好まれる色です。その反面、怒りや攻撃性など、エネルギーがマイナスな方向に向かってしまう面もあります。

オレンジ

オレンジ色は、陽気で社交的な人などに好まれる傾向にあります。赤よりも優しさを感じることができる色で、恐怖や不安、プレッシャーを取り除く効果があります。緊張しているときや不安なときは、オレンジ色を見ることで気持ちの整理が可能です。

黄色

黄色は知性を刺激する色として知られています。記憶力や理解力、判断力を高める効果を持ち、頭の回転がスムーズになります。また、黄色は非常に目立つ色でもあり、黒と組み合わせることで危険を表すイメージも強いです。さらに、黄色は子どもに好かれる色であり、子どもの持つ無邪気さなどのいったイメージも持ち合わせています。

赤やオレンジ系を総称する暖色、青系を総称する寒色のどちらにも属さない中間色に位置します。色の中でもっとも刺激が少なく、安心感と安らぎをもたらす色です。また、植物を彷彿させる色であることから健康や成長といったイメージをもたせますが、保守的・受動的といった印象をもたせる側面もあります。

青は心も身体も落ち着かせ、冷静さを保つことができる色です。勉強のときなどに非常に有効な色でもあり、集中力を持続させ、飽きずに続けることができるようになります。加えて、クール・爽やか・誠実といった印象も与えるため、就職活動時のネクタイの色としても人気で、企業のHPのメインカラーとしてもよく選ばれます。

紫は病的なイメージや欲求不満の色などマイナスな捉え方をされることが多いですが、スピリチュアルな色でもあるため、セラピストなどは紫を好みます。心身のバランスを整える役割を果たし、癒やしてくれる色でもあり、潜在能力に気づかせてくれる効果もあります。

ピンク

ハートを連想させるように、ピンクは恋愛や思いやりを表す色です。心と体を若返らせ心を満たす効果がある一方で、味覚的な甘さを刺激する色でもあるため、ダイエット時には甘いものがより一層甘く感じてしまうため注意が必要です。